人民新聞社によるハラスメント事件について

私が何度か記事を書かせていただいた人民新聞内で所属する記者に対するハラスメントが行われ、被害者の村上薫さん(※宝島社を相手取っての訴訟の原告でもある)が今回訴えを起こすこととなった 他の人も Facebook や Twitter 上でこの件についての言及をはじ…

書評『未来への大分岐』

書評『未来への大分岐』※人民新聞1月25号に掲載された私の記事を若干修正して2020年度吉田寮入寮パンフに掲載したもの 第一部のハートと斉藤の対談では、政府の政策ではなく社会運動が重要という観点が示され、インタビューと同様に斉藤は日本の運動の政治主…

革命的医療崩壊主義という戦略

革命的医療崩壊主義という戦略 ここ最近の感染症危機のさなか、SNS やインターネット上には医療労働者の皆さんに感謝しましょう、出来る限りの支援をしていきましょう、という投稿が非常に増えてきた、という印象を受けることがよくある。今この危機の最中に…

予見される将来における「挙国一致」体制を見据えて考えておきたいこと

感染症危機に伴う緊急事態宣言が発令されてから、10 日間のうちに宣言の対象地域が全国に及ぶこととなった。新型インフルエンザ予防法の改定からおよそ 1 月が経つが、Twitter などの SNS でも、ニュースでも緊急事態宣言を出すことを求める言説、今は危機な…

感染症危機を内乱に転化せよ!が今こそ左翼のスローガンとなって良いのではないのか?

今や知らぬ者を見つけるのが至難の業であるほど件のウイルスに伴う感染症による被害とその脅威をめぐる話題は人口に膾炙している。Twitterを開いても、ニュースを見てもこの話に必ず触れる日々である。今回の感染症をめぐる一連の混乱のなかで安倍政権が全力…

千田有紀の「「女」の境界線をひきなおす 「ターフ」をめぐる対立を超えて」について

つい先日市場に流通しはじめた現代思想2020年3月臨時増刊号「総特集 フェミニズムの現在」に武蔵大学社会学部教授で現代社会学を専門とする千田有紀の「「女」の境界線をひきなおす 「ターフ」をめぐる対立を超えて」という題名の論考が掲載されていて、Twit…